スペシャルキッズとは、特別な課題(ニーズ)があるこども(Children with special needs)のことをいいます。
欧米では、NPOなどの支援活動で使われたり、病気がある子どもや家族のQOL(生活の質)調査として使われたりしていますが、日本ではまだあまり馴染みのない言葉かもしれません。
special kidsをGoogleで調べると、楽しそうな写真がずらりと見えます。
スペシャルキッズとは、多くの方が使っている言葉だとわかります。
また、スペシャルニーズ(特別な課題)としては病気や障害を中心に考えられていることもわかります。
こどもたちとても楽しそうですよね!
スペシャルキッズとは、医療用語や行政用語ではなく、NPOや慈善団体がよく使う名称である。なので入院中や医療を受けている最中のこどもではなく 遊んでいたりたのしむ子供が多く出てくるのだと思います。スペシャルキッズとは、あそびなどのサポートをする団体などがよく使う言葉であるから、おのずと楽しそうな表情が集まります。
図は、スペシャル支援士養成講座の教科書に乗せているものであります。
日本において正確な調査がありませんが、多くの、そしてさまざまなスペシャルニーズがある子どもがいることがわかります。
日本でも「特別なニーズがある子ども」という言葉はすこしづつ広がってきていますが、まだまだ「わずか」です。
2016年3月 岡崎伸理事 執筆論文
2021年 東京ティーンコホート
<論文名>
“Children with special health care needs and mothers’
anxiety/depression: findings from the Tokyo Teen Cohort study”
こどもにとって、あそび、その子らしく楽しい時間を過ごすこと、は、大切なことです。
たとえ、重い病気や障がいになっても、それはおなじ。
どんな子どもも一人ひとりがかけがえのない存在であり、人生の主人公だからです。
ただし、感染症にかかると重篤化したり、 医療的ケアがあったり、暑さに弱かったり、体力がなかったりで移動や外出が難しかったりするため、子ども自身で、または家族の支援だけで十分な「あそび」を得ることが難しい場合も少なくなく、サポートが必要な時があります。大きなサポートがあれば、夢のような旅行に行けることもあります。
欧米ではたくさんのサポート活動やイベントがあり、それを寄付やボランティアで支援するのが当たり前の社会があります。
日本にも欧米と同じようにスペシャルキッズと家族が暮らしています。
欧米と同様に、日本のスペシャルキッズにも、闘病や療養とともに「あそび」が必要であるのは言うまでもありません。
またその家族、つまりは保護者ときょうだいもまた一人ひとりが大切な存在であり、家族を含めて楽しい時間を提供していくことが ニーズであると思っています。